遠藤学 “ Spirits Planter III “
開催概要
開催内容
s+arts(スプラスアーツ)より、遠藤学 個展「Spirits Planter III」の開催をお知らせいたします。
遠藤学の作品は、絵巻や物語絵を想起させるような背景に、ボールペンの細密画で描かれた動物や樹々が凛とした表情で現われます。数年前に独学で本格的に絵画を始めて以来、その巧みな技術と繊細な感覚から生まれる力強くも美しい作風で、周囲から期待を集める作家の一人です。
「山も離れて見れば苔(こけ)の様であり、その苔も近くで見れば山の様で全てはある意味において森だと思っています。」と語る遠藤の作品は、確かに森に広がる苔のように、一つ一つの要素が境目なく繋がり、気づかぬうちに異なるモチーフに変化していることが多く見受けられます。例えば、動物として見ていたものが、あたかもそれが彼らにとっては普通のことであるかの様に自然に雲や植物と一体化しているのです。そこには、森や自然の持つ寛容性、循環性、脅威、美しさを表現したいと追求する遠藤だからこそ生まれる繋がりがあるのだと言えるでしょう。
本展「Spirits Planter III」では、2年前の初個展から続く第三弾として、引き続き遠藤の作品制作の根底を模索する形で新作群を発表いたします。昨年から始めた試みである箔を使った作品や、支持体となるパネルの地を敢えてそのまま残すことで奥行きを出す方法など、より一層自身の表現技術を発展させて挑む展示となっております。魂を吹き込むかのように制作される遠藤学の力強い新作群をぜひお楽しみください。