堀本達矢展 「MEET THE KEMONO」ARTSPACE BAKU 企画
開催概要
- 会期
- 2020年11月09日 〜 2020年11月22日
- 会場
- artspace貘 (福岡県福岡市中央区天神3丁目4-14 2F)
- ジャンル
- アート
- タグ
- 立体
開催内容
堀本は自身を「ケモノ美術作家」と称して立体作品を制作している。現在では獣という動物をあまり意識していないが、日本民俗学の人獣交渉史などからは、人と獣のかかわりがあらゆる場面をつくっていることかわかる。虎は上層階級に結びつき、狐や狸、狼は人々の生活に入り込んで多くの民話が各地に残った。そんな獣たちは現在では擬人化表現を取り入れ、片仮名の「ケモノ」として日常に溶け込んでいるらしい。堀本はケモノの存在を改めて認知する為にケモノを表現し続けている。制作されたケモノは美しく、姿態は妖しく言葉を発するような気配をも感じさせる。しなやかさの中からじゅうぶんにこわさもあたえて妙な感覚に陥る。
未来からきたいきものが人間に受け入れられて傍にすわっている。自然なことのようにみえてくる。私たちはケモノに対して「こいつは何者だ」と感じると同時に、相手が何者なのか想像をめぐらす生き物だと堀本はいう。意図するのは擬自分化といえようか。
小田律子