優しい場所
開催概要
開催内容
初めて出会った人と対話するように制作しています。
私は毎日、知らない人とお話ししながら制作している時期がありました。
絵を描いている時に出会った知らない人と話した時間は私の宝物です。
私のことを何も知らない人が優しく笑ってくれて、私は何も知らない彼らのことを思い出しながら、家族や友人に話します。
私は彼らの名前を知らないし、顔を思い出すこともできません。どこかですれ違っても気づくことはないと思いますが、私は彼らと話すたびに大事な人が増えていき、皆が誰かの大事な人だと気づくのです。
こうして見つけた優しい時間の重なりを描くことで、何気ない日常の穏やかさに気づき、美しい日々を紡ぐことが出来ると考えております。
新型コロナウイルスの影響で知らない人と話すことは、ずっと難しくなってしまいましたが、私が誰であっても優しく笑ってくれる人がいることを知っています。誰にも会えなくても、いつも守られている気がします。彼らが見守ってくれているように、温かい作品を作りたいです。
2018年のゆう画廊の個展のタイトルを考えるとき、制作のキーワードをいくつか書きだしました。
『優しい』の『優』は『ゆう』とも読むことに気づき、『ゆう画廊』の『ゆう』を意識したタイトル『優しい時間』にしました。
今回の個展も『優しい』という言葉を入れたいと思い、『優しい場所』というタイトルにしました。