TYM344 個展「EYE KNOW EYE LOVE YOU BETTER (アイ・ノウ・アイ・ラヴ・ユー・ベター)」

開催概要

会期
2020年02月04日 〜 2020年02月16日
会場
THE blank GALLERY (東京都渋谷区神宮前3-21-6 大崎ビル3F)
ジャンル
アート
タグ
オープニングレセプション、平面

開催内容

この度、THE blank GALLERYでは、TYM344の個展「EYE KNOW EYE LOVE YOU BETTER (アイ・ノウ・アイ・ラヴ・ユー・ベター)」を開催します。

TYM344は、美術史・映画史・音楽史等からの引用、自身が描く漫画のキャラクター、路上で採取した標識や看板等といった要素を組み合わせて様々な絵画画面をつくる作家です。すべての作品は徹底的にモノクロ化(「二値化」)されており、それによって描かれたイメージの強度が生まれています。「白」か「黒」の面のみで構成され、中間のグレーや他色を一切含まない画面は、「固定されたイメージ」すなわち「動くことがない」という絵画の大原則を強調すると同時に、作品を起点に鑑賞者の意識を多方向へ誘導する装置として機能します。

当ギャラリーでは初の個展となる本展は、米国のヒップ・ホップ・グループ「De La Soul(デ・ラ・ソウル)」の1989年のシングル曲『EYE KNOW』の歌詞をフィーチャーした展覧会タイトルのもと、「見ること」と「イメージの認識」との関係を問うことがテーマとなっています。ガムの包み紙を描いた「ミラード」シリーズなどの2019〜2020年の最新作に加えて、一部2013年以降の作品もピックアップした新旧織り交ぜた展覧会となります。


作家ステートメント

鏡のように反射するガムの包み紙は現実の像を反映させながらも、包み紙自身の都合によってそこに構成を生み出し模様化する。このような物の再平面化による乱れを写生することは、もちろんイメージをイメージ化するということの直喩にもなるが、多様なあり方をもつイメージを現実的に確定させてしまう「二値化絵画」らしい仕事の一例でもある。

現代になって浮き彫りになった絵画の本質である「動かないこと」に最も接近すると同時に、伝統的な絵画的充足から最も遠ざかっている「二値化絵画」は、いくらそれが真面目になにかを写し取ったものだとしても、観者をしてそこに描かれたものを「正式な方法で」見ることをやめさせ、その代わり「単に」見ることをはじめさせる。そこでは、あなたが見ているというよりは、まず「眼が」見ているのである。

TYM344 個展「EYE KNOW EYE LOVE YOU BETTER  (アイ・ノウ・アイ・ラヴ・ユー・ベター)」