小林志保子展 -Square Garden-
開催概要
- 会期
- 2011年11月03日 〜 2011年11月13日
- 会場
- Gallery Oak (東京都三鷹市下連雀3-12-7-101)
- 参加クリエイター
- 小林志保子
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
小林志保子の東京での初個展となります本展では、2000年代初めの作品から現在制作中の最新作まで約10点を紹介します。
[制作とテーマ]
大学卒業後、「絵を描いて生きていこう」とそれまでの作品とわずかな画材を運び込んで住み始めた家。その家の窓から見える風景、そして家の裏の小さな庭を“Square Garden”(スクエアガーデン)と名付けた。
“Square Garden”とタイトルされた作品において、小さな四角形を丁寧に塗りつぶす時間の積み重ねにより作品を完成に近づけていく行為は、小さな庭に一粒ずつまいた種からゆっくりと植物を育てることにも似ている。それは、私を包み込む光や温度や匂い、大気の揺らぎや気配といった、目には見えないものを粒子として感じ、四角の中に閉じ込め、画面にとどめた風景画のようなものであるともいえる。
身の回りの植物や自然のエネルギーが私を画面へと向かわせる栄養となり、紙あるいはキャンバスの上に時間を重ねて、生命の瞬間や大気の印象を残すことが、私の日々の暮らしとなっている。
[出品作品について]
作品の多くは正方形の画面がさらに小さな四角形(スクエア)の集合によってできている。網目のような白い線は塗り残された紙の地そのもので、1マス1マスは絵の具を盛るように塗り分けてある。また近年は、正方形に切り分けた紙片ひとつひとつをタイルのように貼り付ける手法で同様の作品を制作している。
一方、同時に展示される写実の油彩画は、庭の一角でひとつの命が花開き、生を終えて朽ち果てていく移り変わりを日々見つめながら描いたもので、他の抽象的な作品とは異なる印象を受けるかもしれないが、こちらも“Square Garden”のひとつである。