米田貫雅 個展 〜 停止する流形体 〜
開催概要
開催内容
米田貫雅の絵画表現は、写実的な技法と抽象的表現との関係の作り方にオリジナリティが感じられます。画面に描かれたモノクロームの精緻な陰影は、あたかも写実画であるかのように、現実空間での私たち感覚、例えば物質感、奥行き感、運動感、触覚などを鮮やかに呼び起こします。しかし同時に画面の質感や筆触の巧みな見せ方、そして描かれた形体の相互関係、緊張感ある構成により、それらが平面上のイリュージョン、さらに抽象的な秩序であるということも強く意識させ、現実と非現実の間を往復する心地よい幻惑を、私たちに与えてくれます。