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1995年の初個展以来16年ぶりに東京の撮影に取り組んでいる。再び撮影を始めた当初、思い入れのある故郷の姿は、他の何処と比べても巨大で醜く漠然とつかみ所のない怪物に思えた。朧げながらに感じているのは、東京が都市としての最盛期を超え、新たな過渡期にあるのではという感覚である。