中田拓法|霊感と絵画
開催概要
- 会期
- 2019年06月29日 〜 2019年07月13日
- 会場
- GALLERY MoMo Projects (東京都港区六本木6-2-6 2F)
- 参加クリエイター
- 中田拓法
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
GALLERY MoMo Projects では6 月29 日(土)から7 月13 日(土)まで中田拓法による個展「霊感と絵画」を開催致します。
中田拓法は1982年埼玉県生まれ、2010年「シェル美術賞」、2011年「ワンダーシード」にそれぞれ入選、2014年に多摩美術大学大学院を修了しました。大学院在学中の2013年には、ANOTHER FUNCTION(東京・六本木)に於いて、本江邦夫氏の推薦により初個展を開催、その翌年には当ギャラリーでも個展を開催。2015 年には韓国で開催されたAsian Students and Young Artists Art Festival に出展し、発表の場を広げました。
大学在学中の初期作品では身近な風景と死をイメージさせる人物を、ロマン主義的で幻想的なイメージで描き、次第に風景そのものは現実から離れ、存在しない風景に現実味を与えて表現し、風景の持つ意味について人間の死と交錯させて考えを深めて来ました。しかし、中田の言う死は、現実の人間が死ぬと言うことではなく、自身の身近な風景に感じる死の気配であり、霊感のようなもので、異世界への入り口を感じさせるような作品となっています。そうした「人間にとっての根源的な感覚や伝統的な絵画の技術を基幹として絵画を制作したい」と語っています。
今展では、プログラミング言語を使ったデジタル技術を従来の制作に介在させることによって、数学的な思考への視点の変更が行われ、伝統的な絵画的言語だけでは到達できなかった概念に触れることができるようになるという確信を持って制作を進め、デジタル技術によって拡張された、第六感的な意味としての新たな霊感による絵画の制作を試みています。
ぜひご高覧いただき、植物が旺盛な生命力を発揮する季節、そうした自然と拮抗する中田の描く風景画に対する果敢な挑戦を、ご堪能いただければさいわいです。
作家コメント
私は絵を描く上でフィジカルを大切に考えている。どのようなデジタル技術を使ったとしても、それまで培ってきた核がなければ拡張される感覚(霊感)などないからである。また、機械自体が霊感を持つ可能性については、神からその居場所を奪ってきた物理学が、いつからか逆に神を復活させるための後ろ盾になっていることを考えると、現時点でそれはきっと雲を掴むような話なのである。
2019年 中田拓法