山下裕美子 石の紙
開催概要
開催内容
■ 紙のような石をつくる。
磁土の泥を塗った紙を焼くと、紙の質感を残した磁器(石もの)となります。
写真、本、日記やメモに至るまで人は紙の上に、留めることのできない時間を掬い取ろうとしてきました。そして、より強く留めたいと願う時、紙は石へと、墓碑や石碑のように堅牢なモニュメントへ姿を変えます。しかし、紙の厚みしかない石への変換は強いものにはなりえません。
丸めた便せん、封をした手紙、読みかけのページ、日常の紙は石化する。最初から矛盾を内包したまま。
山下裕美子
■ 略歴
制作工程で紙を使用することで、ごく薄い皮膜のような磁器の作品を制作している。
燃え尽きたはずの紙の痕跡、重量を可能な限り削ぎ落とすことで浮かび上がるミニマムな物質感に興味を持ち、物体でありながら空間や時間を前景化させるものを求めて、制作に取り組んでいる。
1982 愛媛県生まれ
2004 京都教育大学造形表現コース 卒業
2008 京都府美術工芸新鋭展(京都文化博物館)
2012 土展 '12('14, '17 堀川御池ギャラリー/京都)
2015 琳派400年記念新鋭選抜展('16 京都文化博物館)
個展「くうきの輪郭」(+Ⅰart/大阪)
2016 個展「きおくの輪郭」(京都陶磁器会館)
2017 Kyoto Art for Tomorrow(京都文化博物館)
個展「白図 White Figure」(+Ⅰart/大阪)
感錐 OPENNERS 2017 (アートスペース感/京都)
新進作家六人展(京都文化博物館)
俳句×美術in伊賀上野(入交家住宅/三重)
猪名川サテライト(静思館/兵庫)
2018 個展「fractal」(ギャラリーSILVER SHELL/東京)
山下裕美子×濱田菜々「痕跡あるいは不在」(gallerygallery/京都)