巧みの冴え 古賀雄二郎新作展
会期: 2011-09-07 - 2011-09-17
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
クラフト
展覧会タグ:
陶磁
開催内容
古賀雄二郎さんが初めて花田を訪れたのは、22年前のこと。
ちょうど居合わせた白洲正子さんが、持参した大鉢を見て
「いいじゃない。何を盛ろうかしら」と呟かれました。
それ以来、古賀さんのうつわを花田でどれだけ紹介してきたことでしょう。
定番としてお馴染みになったうつわも数知れず…
横浜に生まれ、関西、イギリスを経て、瀬戸にて修業、
独立後、25歳の時に現在の作手に拠点を置いた古賀雄二郎。
登り窯を自ら築き、釉薬、燃料等々土以外はすべて自己調達のうつわづくり。
土ものでありながらも、モダンでおしゃれな雰囲気を常にそなえ、
現代の食卓にも当たり前のように溶け込んでいくのは
これまで吸収してきた多様な文化、様式ゆえでしょうか。
薪窯ならではの豊かな表情、野趣と柔らかさを兼ね備えた造形。
多弁でなく、控えめである人柄がそのままうつわに息づいた、
ゆったりとした雰囲気の粉引、刷毛目、藁灰、飴釉の新作が店内に並びます。
野趣と洗練の調和が抜群の、60を超える新作。
満を持して花田での個展です。
是非お手にとってご覧ください。