美術家としてのキャリアを絵画制作からスタートさせ、90年代後半からインスタレーションや、当時隆盛したリレーショナル・アートの領域の作品を制作。絵画や彫刻といった既存のメディアから離れたとき、作家と鑑賞者との間に生じる摩擦こそがアートの本質ととらえ、物質の移動や伝播を主体とする作品、あるいは他者と共有、協働するプロジェクトを長期的に手がけるようになる。2001年から05年まで京都と滋賀を中心に、風船につけたハーブの種を大空に拡散し、偶然に発見した者が種を育て、作家にその発芽の便りを知らせることで完了する「種をまくプロジェクト」を実施。07〜15年には「芽が出るプロジェクト」を、東京・町田市を中心に行った。
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