鑑賞者は作品をどのように解釈してもいい。作者の手から離れた作品は、所有者のパーソナルスペースに置かれ、そこから長い日々を共にする。それは、作品と作者が過ごした時間より長くなることも多い。私は絵を描くとき、絵と会話し、そして自分と会話する。完成に近づくにつれ絵の声は小さくなり、完全に聞こえなくなった時点で絵が自立(完成)する。完成する直前、私は絵が最後に発する言葉を聞く。「Can you see me?(あなたは私が見えますか?)」
絵が作品となり私の手元から離れたのち、作品は所有者との会話を始めるのだろうか。
[個展]
2021 坪山小百合展 -Origin-(日本橋三越本店本館6階美術サロン、東京)
2022 呼吸のアウトライン (TAKU SOMETANI GALLERY、東京)
2023 森と人のはなし (TAGSTA GALLERY、福岡)
2023 坪山小百合 台北首展〈Between You and Me〉(美寓藝術文旅105、台湾)
[グループ展]
2019 Echoing Landscape (计家墩理想村ギャラリースペース、上海)
2020 Kyushu New Art (博多阪急、福岡)
2021 Kyushu New Art (博多阪急、福岡)
2021 TAION (スパイラルガーデン、東京)
2022 ON PAPER (TAKU SOMETANI GALLERY、東京)
2022 FREE COLORS -交差する空間-(日本橋三越本店本館6階 美術特選画廊、東京)
2023 MITSUKOSHI Art Weeks (日本橋三越本店本館7階催物会場、東京)