[制作について]
僕は木の造形とその教育の研究をしている。具体的には手仕事から生まれる物やその技法に着目し、現代社会においてより良いあり方を探りその位置づけを行おうというものである。最近展示の協力で木工をさせてもらう事が多くなってきた。そのことがなぜか面白くまたそこで起こることが僕の制作の喜びにもなっているようだ。
木を扱っているとそれぞれに個性がある。自然、僕は世界を無性格なものとは捉えず何か有機的に捉えようとする様で、この展示についてはガラス作家の川上氏と、一人の作家としての僕がなんらか協働で作品および展示空間を造形する。それを導く言葉による対話や生まれるかたち同士の対話が有機的に空間に響き、そこが重要な位置と考えます。僕にとってとても楽しみな展示です。
(2021年5月)
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