下出祐太郎
プロフィール:
日本の京蒔絵師、詩人。京都府京都市下京区生まれ。下出蒔絵司所3代目。1977年、同志社大学文学部卒業。在学中より家業の蒔絵の手ほどきを受け、大学卒業後、漆芸家の東端真筰や佐治賢使に師事する。日展では、第14回~第37回日展24回連続入選。以後フリーで活躍。詩人としても活躍し、第二詩集、第三詩集が、H氏賞候補となった(1984年度・1995年度)。
初代・祐顕から京都府仏具共同組合に所属。1995年(平成7年)京都伝統工芸専門校の立ち上げから講師を務める。2012年(平成24年)京都美術工芸大学設置に伴い、同大学教授に就任。2015年(平成27年)京都産業大学文化学部の新設学科、京都文化学科教授に就任。
2005年竣工の京都迎賓館では、60点もの漆工芸調度品を担当。会談室に収められた飾り台「悠久のささやき」は、7万粒のプラチナで川の流れを表現した代表作である。2006年から京都工芸繊維大学の特任教授となり、漆の特性や、熟練職人の動作を解析。2010年には「漆の美の物性と伝統髹漆法の研究」と題した博士論文をまとめ、博士号を取得した。また、2002年より、高台寺蒔絵の研究を開始。超高精細なデジタルデータを用いて解析することで、桃山時代当時の技法を明らかにし、2011年、屏風2隻を復元制作した。これらの屏風は2011年11月から2012年3月までロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で展示された。
縮小の一途をたどる伝統産業ではあるが、蓄積された知恵や美意識は日本のものづくりの原点と位置付け、後継者育成に力を注ぐ。漆文化を広げるため、漆の特性を近代産業に生かすことにも注力し、企業との共同研究でも成果を上げている。
2016年2月下旬から3月上旬にかけて、外務省「日本ブランド発信事業」の海外派遣専門家として、「蒔絵文化と未来への継承」に関する講演やワークショップをイタリア、スペイン、ポルトガルの3か国で実施した。
経済産業大臣認定伝統工芸士
京都産業大学文化学部京都文化学科 教授
(出典元:wikipedia, https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8B%E5%87%BA%E7%A5%90%E5%A4%AA%E9%83%8E)
自己紹介:
作品ジャンル:
クラフト
タグ:
漆