斎藤清

creator avotor 斎藤清 サイトウキヨシ
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明治・大正・昭和・平成の時代を駆け抜けた日本が誇る版画家です。1936年、洋画家・安井曾太郎の木版画に触発され、油彩から版画制作を目指したのが版画家としての第一歩でした。明治末期から大正にかけて、自画・自刻・自摺を信条とする「創作版画」が普及するなか、斎藤清はそこから西洋の近代美術を読み取り、独自の表現によって戦後の日本現代版画の先駆けとなりました。1949年、サロン・ド・プランタン展出品の《ミルク》が一等賞を受賞、これを境に頭角を現わし、国内外の作品展で入賞を果たしますが、作品は海外で先行して評価されました。独学で築き上げた創作版画は、日本の伝統表現と西洋美術を独創的な視点で融合した簡潔で詩的な画面構成を特徴とし、モチーフは多岐にわたります。

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プロフィール
1907/4/27-1997/11/14
1907 福島県会津生まれ
1932 白日会展に油彩画《高円寺風景》を出品、初入選
1933 東光会展で入選

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1935 国画会展で初入選
1936 日本版画協会展に木版画《少女》を出品、初入選
1937 国画会展版画部門で初入選
1944 朝日新聞社に入社
1948 サロン・ド・プランタン展で1等賞
1951 第1回サンパウロ・ビエンナーレに《凝視(花)》を出品、在聖日本人賞受賞
1954 朝日新聞社を退社
1956 アメリカ合衆国国務省、アジア文化財団の要請でアメリカやメキシコ各地で版画の指導を行なう
1957 リュブリャナ国際版画ビエンナーレ、アジア・アフリカ諸国国際美術展で受賞
1964 ハワイ大学より招待を受ける
1969 カナダ・グレータービクトリア美術館、アメリカ・サンディエゴ美術館で個展開催
1976 福島県の県外在住者知事表彰。柳津町名誉町民となる
1981 勲四等瑞宝章
1995 文化功労者
1997 福島県柳津町に斎藤清美術館が完成[1]。11月14日永眠
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