私が表現手段として絵画を選んでいるのは、絵画が持つ奥深さに魅了されるからだと思う。絵画という表現媒体にある性質とルールに向き合い、いかに自己の表現に辿り着くか。絵画という表現媒体の要素で特に大切にしているのが色、形、筆跡、間、平面性、関係性、それに加えて「点」と「線」。「点」と「点」の間を繋ぐ、というアイデアから私の表現は始まった。「点」は方向性を持たず、ただ「ある」ことを示している。「点」が連なり「線」になり1つの方向性が生まれる。「線」を水平に無限に横に並べると「面世界」。そして「面」が垂直に無限に重なって「立体世界」。この一連のプロセスに「進化の本質」が垣間見えるように思う。
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