岡村あい子(OKAMURA Aiko)

プロフィール

1999 神奈川県 出身
2022 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2024 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程油絵コース 修了
2024 学校法人武蔵野美術大学油絵研究室助教 就任

[受賞]
2022/03 令和3年度武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞
2022/06 2022年度三雲祥之助賞 受賞
2024/03 令和5年度 武蔵野美術大学修了制作 優秀賞
2024/06 池袋アートギャザリング公募展「IAG AWARDS 2024」 奨励賞
2024/12 「長亭GALLERY展2024」優秀賞

[展示その他]
2022/04 「2021年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作優秀作品展」
2022/09 武蔵野美術大学諏訪敦研究室展2022「なつのとむらい」(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2023/04 グループ展「柵をうつ」(KOGANEI ART SPOT シャトー2F、小金井)
2023/08 BSフジ「ブレイク前夜〜次世代の芸術家たち〜」#386 出演
2023/09 武蔵野美術大学諏訪敦研究室展2023「セキララコーヒーを探して」(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2023/10 「ブレイク前夜展in金沢」前期(ASTER、金沢)
2024/03  アニメーション上映/展示企画「MOVOP」(ディジティ・ミニミ、渋谷)
2024/03 「ブレイク前夜展2024 in Artglorieux of Tokyo」(GINZA SIX、銀座)
2024/04 「2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作優秀作品展」
2024/05 池袋アートギャザリング公募展「IAG AWARDS 2024」(東京芸術劇場5Fギャラリー2、池袋)
2024/12 「長亭GALLERY展2024」(CHANGTING GALLERY、日本橋)
2024/12 「助教・助手展2024」武蔵野美術大学助教・助手研究発表 後期
2025/01 個展「虚空の輪郭」(TAKU SOMETANI GALLERY、渋谷)
2025/02 グループ展「【DIALOGUE】~My other self」(アートかビーフンか白厨、六本木)

自己紹介

岡村の作品は時間の層を持つ絵画だ。絵の具を重ねて重厚な質感を表現するように、空気のざわめきや呼吸のためらいを時間軸の厚みで描き出す。そのため一般に想像されるアニメーションと本質的に異なっている。岡村の作品はシナリオを持たず大きな変化も起こらない。“ナラティブや場面の転換を削ぎ落としたアニメーション”とも言えるが、同時に “時間軸を持ち込んだ絵画作品”とも言えるだろう。アニメーションと絵画の境界線を曖昧にするものだ。



原点はコロナ禍だ。なにも起こらない日々。知らないうちに重要なものを失っているような恐怖や孤独を前に、成すすべなく時間ばかり過ぎた。そしてそういった感覚がコロナ禍に限らず私たちの内面に存在すると気づくまでそう時間はかからなかった。人間が内側に抱える世界に置き去りにされる感覚を「動かないアニメーション」で表現するようになる。

人間が世界を目撃するとき、肌を風が撫で目の中の細胞はざわめいている。言い表せぬ不安を抱える人の前に闇夜は蠢いてみせる。部屋の隅でしくしく泣いた記憶や、打ちひしがれ道端でたそがれた過去、それら“空白”の時間がモチーフの主軸となっている。



絵画に時間軸を持ち込むことで、キャンバスに描かれた絵では起こり得ない「いくら待ってもなにも起こらない」を起こす。時間軸上に執拗に線描を重ね人の繊細な心の動きを表現する。岡村のアートは“物語を排除したアニメーション”でありながら“時間という層を塗り重ねた絵画”なのである。

作品ジャンル
アート
タグ
絵画