枝垂れ桜の樹幹にもぐって内部を食い荒らす害虫(コスカシバ、アメリカシロヒトリ、イラガ)や、 自切面を切られることで何本もの尻尾を増やすトカゲ、 青酸配糖体が含まれているせいで食べた者に中毒を起こす紫陽花…などなど そういう、生物や植物達のちょっと癖のある生態を愛していて、 そこに、自分のどうにもならない部分をきれいに重ねて、作品にしています。
あふれてくるものを ことばで整理しきれないときそれらを昇華させるための装置や風景、行き場の無い物語のつづき、もしくは記録として絵を描いて生きています。
作品を見てくれた人の こころに触れることができた時の感覚が忘れられず、ときどき作品をグループ展に出したり、1,2年に1回くらい個展を開いています。
十年以上のデジタルでの製作から一転して水墨で人物を描き始めて5年が経ちました。
ドーサの引いていない無垢な和紙に、水墨で少女や性別の不確かに感じられる人物を描いてます。
中国の古い硯や墨を使い、最近はメタリックな雲母を膠で溶いて用いたりもしています。
半農半画家。
田畑を耕して、養鶏・養鴨しながら、その中で感じられたことやできごとを女性の形を借りて水墨で制作する。
自分で作ったものを食べ、ゴミもできるだけ捨てずに循環する世界を目指しており、制作でも和紙や墨などの古来から使われてきた自然由来の素材に惹かれて制作する。
絵画制作には珍しく、生の和紙にドーサを引かずに墨で描く手法を取っているため、書作品のような独特の滲みが作品の中に見られる。
ACT取り扱い作家。
web |
http://monchihoshi.net/ |
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