二十歳の頃から絵画表現を模索してマチエールを追求するうちに「土」を「焼成」するという行為に出合った。土をこねる。土を形づくる。土を引っかく。土を太陽に照らし乾燥させる。土を焼成させる。これらの行為に一種の快楽を覚えた。
我が国にとってアートはたかだか明治維新以降の概念でしかありません。私は最近よく、江戸時代の先祖が暮らしていた世界をイメージします。ペリー来航からの凄まじい時代の変化はスローペースの人間を取り残し置き去りにしている、そんな気がしてなりません。
もちろんタイムマシンに乗って江戸時代に帰りたいとは思いません。万葉の頃から受け継いできた美意識や価値観が現代美術の領域でもう一度浮上してくれれば、と思っているのです。それは江戸情緒やクールジャパンなどといった生易しいものではなく、次世代の世界秩序をイメージするものとなるでしょう。表現者として世界を見つめ、形にならない形を模索し続けるつもりです。
作品ブランド名 |
gotica陶芸工房 | |||
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アトリエ/スタジオ/工房 |
gotica陶芸工房 gotica 陶芸工房 懐かしく安堵に満ちたやわらかな光、 暮らしの風景を彩る土肌のぬくもり。 数種類の土を工房独自の割合で配合した土を用いています。 9時間かけて750°cで素焼きしたのち一旦窯から取り出し、釉薬を掛け、本焼きは17時間かけて徐々に温度を上げ1225°cに到達したら火を落とします。 代表作の「明かりの家®︎」は、中にナツメ球が入っていて窓からやさしい光がこぼれます。幼いころ布団に入るときにはこの小さな明かりを点けていたからか、今もこの光を見ると懐かしく、安心感を覚えます。 |
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