板ガラスに加工や着彩を施したあと幾層にも重ねて接着し、研磨をして仕上げています。
摩擦熱でガラスにヒビが入らないよう水を流しながら切削・研磨をするため、制作に水は欠かせない存在です。
幾度も水に洗われてできあがる作品には水の記憶が宿っているかのような冷たさと静けさを湛えています。
[作家ステートメント]
輪郭を纏う儚く朧げな美しい光、地平に近くどきりとするような赤い色、凛と済ました空気の銀色。
古くから人は心のありようを月に例えて想いを重ね、愛でてきました。
満ち欠けで月日の経つことを実感したり、季節や天気、時間帯でも様々な印象を持つことから、より鮮やかにそのときのことが思い出されるのではないかと思います。
作品を通して、なつかしく大切な記憶をゆっくり辿るような心地よい時間を過ごしていただけたら嬉しいです。
The ephemeral, vague, and beautiful light that cloaks the outline of the moon, the throbbing red color close to the horizon, and the silver color of the dignified air.
Since ancient times, people have loved the moon by comparing the state of their hearts to it.
The waxing and waning of the moon makes us realize the passing of the months, and the seasons, weather, and time of day also give us various impressions of the moon, which makes us recall those moments more vividly.
I would be happy if you could spend a pleasant time slowly retracing your nostalgic and precious memories through my works.
web |
http://matsumurajun.com/ |
---|
最近見た展覧会はありません。
クリップした展覧会はありません。