Jeanloup Sieff

creator avotor Jeanloup Sieff ジャンルー・シーフ
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1955 年フランス『エル』誌の写真リポーターとしてデビュー。若くして頭角を現し1959年ニエプス写真賞に輝く。マグナム写真家集団に短期間所属しルポルタージュを得意としていたが1960年代ニューヨークに滞在し、世界的なファッション雑誌でパリとニューヨークを往復しながら華やかに活躍した。70年代、 80年代はヌードなどパーソナルな作品や広告、ポートレイトにジャンルを広げた。モノクロ写真に徹し多くの名作を残したが風景作品にも傑作が多い。フランス国家の名誉顕彰シュバリエ賞とパリ市芸術家顕彰を受ける。文才にもたけ出版物には必ず自身の長文テキストをよせている。彼の濃厚なモノクロ写真と広角レンズを多用して、視覚を意識的に超えた立体的な感じを持った風景、ヌード、ファッションのイメージを探求。彼が魅了された女性から作り出すイメージは自然な美しさと、透明で乾いたエロチシズムを感じさせ、非常に高い人気を誇っている。2000年9月癌のため現役で活動中に急逝。

プロフィール
1933 パリ生まれ
1938-1945 パリの小学校同じくパリのリセ・シャプタル校とジャック・ドゥクール校で学ぶ
1945-1954 哲学のバカロレア取得。文学(2週間)、ジャーナリズム(10日間)と写真(パリ・ヴォージラール校にて1ヶ月、スイスのヴェヴェーの美術上級学校にて7ヶ月)の短期在籍で学ぶ
1950 写真雑誌「フォトレヴュー」に投稿、初めて掲載される

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1954 フリーのジャーナリストとして写真撮影を開始 マグナム・フォトに参加
1954-1955 パリにて写真家として独立、活動開始
1955-1958 パリのモード誌、『エル』の写真家としてスタート
1958 “決定的瞬間”を求めるアプローチに共感できず。“保存された瞬間(Moments Preserved)”に共感
1959 マグナムを去る フリーランスとしてスイスの雑誌『レアリテ』に参加
1959-1961 写真家として独立 『ジャルダン・デ・モード』とフリー契約
1961-1965 ニューヨークに在住 ジャルダン・デ・モードなどのファッションの仕事を行なう
    『ルック』、『グラマー』、『エスクァイヤー』、『ハーパス・バザー』とコラボレート、同時にヨーロッパでも『ヴォーグ』、『ツイン』、『クイーン』等と契約
    初めての広告写真【Rosy】を制作する
1965 ドイツの国際写真展参加。パリに戻る
1965 『ヴォーグ』、『ノヴァ』、『エル』等の仕事を続ける傍らコマーシャルフィルムの制作をする
1966 スタジオを開設
1972 ドゥノエル社から著名写真家による【旅ジャーナル】シリーズを編集、出版する
1972 リヨンのフランス写真財団委員に任命。フランス財団(旧名はローマ賞)の審査員となる
1980 フランス写真財団理事を辞職し、【旅ジャーナル】シリーズのアートデレクションも辞退
1984 イタリア・パレルメでカプチン会修道院のカタコンブを発見する
1990-1991 第二次大戦の戦場地ソンムの写真ミッションに参加
1991 第一回写真航海巡船プロジェクトの名誉招待作家となる
1992 1914-1918の大戦地、ヴェルダンでの写真レポート完了
2000/9 パリのラエンネック病院にて急逝 享年67才

[受賞]
1959 ベルギーの炭鉱都市ボリナージュでドキュメント撮影をし、このシリーズでニエプス賞受賞
1967 『ノヴァ』掲載ファッション写真がロンドンアート・ディレクターズ・クラブ銀メダル表彰
1980 シュバリエ芸術文化賞顕彰
1984 フランスのレジョン・ドナール・シュバリエ勲章受賞
1984 日本写真協会写真150年記念顕彰
1992 フランス文化省写真家芸術賞受賞

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