人間以外の存在、例えば植物や動物に「心」があることを認めることは、自分達と同じ「心」を持つ存在を食したり、飼い慣らしたり、利用したりするということに向き合うことである。自然や動物に対する祈りや儀式はそれらに向けた感謝であり、懺悔のようでもある。
自分以外の他者の存在に気づき目を向けることで、自分と相手の間にある壁に直面することがある。互いの間にあるその境界線を意識した時、関係性は生まれ、壁の向こうの世界への想像が膨らむ。
私にとって絵を描くことはその境界線と向き合うための方法であり、完全に理解し合うことの出来ない他者への祈りにも似た行為であるとも言える。
動物たちをモチーフに、他者と関わり合うことで生まれる、互いを隔て、同時に繋げているような感覚をテーマにし、制作している。
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