[デザイン・コンセプト]
家具とは人がより良く暮らすための道具であり、従って機能的なものであることは当然のことです。人間工学に基づいた家具を作ることが一番の基本ですが、私は同時に視覚的効果も考慮した家具をデザインし制作しています。視覚的効果とは見る人を和ませ、心地良くさせるもの、インテリアとしてもオブジェとしても存在感のあるものであり、さらに形、デザイン、配置、色、素材のバランス、continue line=ひと続きの線、またそれらがもたらす視覚的リズムなどの要素がバランスよく組み合わされることにより、人の心に作用することです。これらの効果が生活の一部である家具に付加されることにより、日々の生活に潤いと豊かさを与えるのです。
目から入った情報を体や心で感じるには、それに動きを与え、その動きがリズムを作り出すことにあります。暮らしや自然の中には、目に見えるリズム、目に見えないリズムなど多種多様なリズムが存在しています。これらに手を加える事で、更に新たなリズムが出来上がり、新しいリズムを構成することもできます。さまざまなリズムをビジュアル化し、見て楽しむ、目から感じるリズムを作り出すことで、生活に躍動感が生れるのです。リズムのある生活は楽しく、また心を癒してくれる効果もあります。使われるためだけの家具ではなく、それ自体に存在感を持たせることで、生活の一部である家具に見る楽しさや安らぎを感じて欲しいと思います。
アトリエ/スタジオ/工房 |
伊藤家具デザイン | |||
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