[作家ステートメント]
創作活動は、作家にとって極めて個人的な作業であるかもしれません。しかし、それを誰かに見せることを意図するならば、それは誰かとのコミュニケーションを想定したものであり、必然的に社会性を帯びることとなります。そのことにより自覚的になることで、作家にとって創作活動の意味は大きく変わります。今、なぜ、自分が、この作品を作り、人に見せるのか。
「アーティスト」で「株式会社電通国際情報サービス 金融事業戦略部長」で「釣り師」です。金融とITのビジネスに日々取組みながら、一介のビジネスマンとして捉えた社会や生活を作品に結実させています。釣りの結果は思わしくないですが、その妄想も一部作品に反映されていることに最近気が付きました。将来の夢はプロ釣り師です。
金融関連のビジネスに取り組みながら、そこで感じた問題意識と着想を作品に結実させています。特に今は、資本主義の限界と新しい価値観の構築というテーマに強く関心を持っています。開拓のフロンティアが失われるなか、限られた資源を適切に配分できず、社会の格差が拡大しています。そろそろ我々は、成長を前提とした資本主義を脱却して、新しい価値観を構築すべきときに来ているのではないでしょうか。
テクノロジー企業で仕事をしながら、そこにいるから見えてくる問題意識をアナログな作品で表現をしています。そのテーマは、その時に取り組んでいる仕事の内容、場所、課題によって変化しますが、グローバリゼーション、テクノロジー、イノベーション、働き方などを取り上げて来ました。これらをビジネス・プレゼンテーションではなく、アクリル作品として表現しています。なぜならば、これらの課題はビジネスの世界に留まらないインパクトを持っていると考えているからです。(Forbes Japan にアートへの取組みについてインタビューをして頂きました。)
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