板ガラスに釉薬で絵付けを施し、焼成、研磨し、作品を制作しています。ガラスに雪や落葉など朽ちていくものを”溜める””留める”ことをテーマとし、器をモチーフとした立体造形を行っています。
器は「思い」の形からなるものではないか。日々器の制作を重ね、感じています。地上に溜まる水溜りのように、流れ消えていくものを慈しみ留める、「器」を制作しています。
私はモチーフによく雪を使って表現します。岐阜県飛騨地方は冬になると多くの雪に包まれます。
新しく積もっては、静かに佇む白い雪は、大変うつくしく、そして春になるにつれて消えていく、とても儚いものです。
そういった故郷の風景の流れとともに、時の流れを感じ、留まらない美しさに尊さと共に切ないような感覚をおぼえます。
とけてゆく雪が少しの間地上に留まる
〝水溜り”
地上の器となって、消えゆくものに思いを馳せる時間を与えてくれる。
流れゆくものは留まらないと知りながら、この地上の器を眺めていたい。
矛盾した思いを抱きながら、矛盾した器をテーマに作品を制作しています。
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保木硝房 | |||
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