1908年フランス生まれの報道写真家(1908-2004)。
1923年頃から絵画とシュルレアリストに傾倒し、1927年から一年間フランスのキュビズム系統の画家アンドレ・ロートに絵画を学ぶ。その後アフリカの象牙海岸で一年過ごし、フランスに帰国後写真を始めるようになる。彼はロバート・キャパらとともに、写真家集団“マグナム”を設立し、小型カメラのライカを片手にスペイン内戦前夜やパリ解放、ガンジーの死など歴史的瞬間を撮った。また、写真集『決定的瞬間』(英語版タイトル)で独自の写真美学を確立し、世界中の写真家に多大な影響を与え、写真を芸術の域に高めた。ヨーロッパ、アメリカ、インド、中国、日本など世界中を旅した彼は、その“激動の20世紀”の瞬間を捉え続けた。
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