整っているものは洗練されている。しかし、歪なものにも趣はある。
調律された歪みを創ることができたなら、それはきっと美しい。
今回の連作では、そういった美を追求してみました。
幼少の頃より絵に親しんでいたが、祖母の遺した言葉に誓い本格的に画道を歩む決心をする。
二十一歳の時、オーバードーズによる自殺を試みるも、未遂に終わっている。
この時、臨死体験を通じて見えた緑青の世界が、自身の作品テーマである無意識となる。
それ以降、自身を微睡画家と名乗り、日本画顔料を使用し、死の際で見た世界の色である緑青での作品展開を行っている。
使用しているのは日本画材であるが、独特の拘りを持っている。
水干絵の具でのマチエール作りに際し、絵の具を完全に砕かないことで、画面上に小粒の粒子を残し、それを削る、或いは剥がすことによって、
積層状の色彩を浮かび上がらせている。敢えて、そのままにし、ザラつきを出すこともある。
また、膠の配分を非常に濃くし、垂らしこみを行った際、塗膜の縁を濃く浮かび上がる様にしている。
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