造形作家。
地場産業である和紙や植物繊維を素材に、独自の造形作品を創る。現代美術今立紙展準大賞・越前和紙賞、山梨県新人選抜展美術館賞、読売国際漫画大賞選考委員特別賞、山梨グッドデザインフェア・最優秀賞などを受賞。また、日仏現代美術展(パリ)、ペーパーアートジャパン展(スイス、ドイツ巡回)、日独紙作家展(ベルリン)、日韓現代作家交流展(韓国―フランス―日本)、「紙のエネルギー」展(イタリア)、中日友好作家展(中国武漢)など、国内外でグループ展など多数。東京、大阪、山梨を中心に個展多数。
1986頃から「擬態考」というコンセプトを元に、擬態(カモフラージュ)という生物的視覚をヒントに、生態視覚と制度化された芸術視覚と対比から偽装性の意味を問う論考集『擬態考・絵画としての豊かさ、その前哨』を発表。併せて布、タブロー、紙の平面上での視覚性の問題を検証に入る。1986年頃に紙漉きと出会い、紙自体を作品化する〈擬態考シリーズ〉を展開。また一方では、音楽、華道、茶道などの他分野の芸術とのジョイントや、工芸や舞台美術などを手がけ、美術を暮らしのなかに生かすため、積極的に社会機能との接点を求めはじめる。2004年に八ヶ岳に森のアートエリア「夢紙工房」(紙漉工房)を開設。自然環境とアートを結ぶ「エコアートネットワーク山梨」の社会活動を展開。Circulation展、日韓交流エコアート展などを企画。2010年に脳卒中で倒れ、左半身麻痺。2012年7月、夢紙工房にて回復後初の個展「界面2012ハザマ」を開催。併せて画文集『復権-Rehabilitation-』を発刊。病後、描く事が復権。特殊技法による紙漉作品(界面)と、ドローイングを併せた、〈HAZAMAシリーズ〉~〈水鏡考シリーズ〉を展開中。
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