1892年にロシアのペテルスブルグで帝国海軍提督の一人息子として生まれる。本名は、ロマン・ド・ティルトク(Romain de Tirtoff)。1912年パリに出て美術を学び、名前の頭文字「R」と「T」のフランス語の発音をとって『エルテ(Erte)』と名乗った。近代ファッション界の父ポール・ポワレに見出され、舞台装置、バレエや演劇の舞台画、舞台衣装のデザインなどで活躍。
1925年にはハリウッドのMGMと契約、映画セットも制作、エルテ的女性像を確立する。一世紀におよぶ生涯を通じて、魅惑的な夢の世界を創作し続けたアール・デコを代表する画家であった。1990年没。
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