ロベール・ドアノーと時代の肖像 -喜びは永遠に残る

《ピカソのパン》、ヴァロリス、1952 年
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    会 期
    20160915日 -  20170117
    開催時間
    10時00分 - 18時00分
    1月/10時00分~16時30分
    2~3月/10時00分~17時00分
    4~8月/10時00分~18時00分
    9~10月/10時00分~17時00分
    11~12月/10時00分~16時30分
    ご入館は閉館の30分前まで
    休み
    水(祝休日の場合は翌日休み、ただし、2016年12月26日~2017年1月6日は休館)
    入場料
    有料
    一般:1000円(900円)、高・大学生:500円(400円)、中学生以下:無料
    ※( )内は20名様以上の団体割引
    作品の販売有無
    展示のみ
    この情報のお問合せ
    ベルナール・ビュフェ美術館
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    ベルナール・ビュフェ美術館
    住所
    〒411-0931 静岡県
    長泉町東野クレマチスの丘515-57
    最寄り駅
    三島
    電話番号
    055-986-1300

    詳細

    参加クリエイター

    展覧会内容

    日常の小さなドラマを絶妙にとらえ、「イメージの釣り人」と評されるフランスの国民的写真家、ロベール・ドアノー(1912-1994)。ドアノーがとらえた、パリの恋人たちや子どもたちの豊かな表情、ユーモアや風刺の効いた街頭の一場面など、人間に対する無限の愛情と好奇心に満ちた写真は、時代を超えて世界中で愛され続けています。
    写真家ロベール・ドアノーを語る上で欠かせない分野、それが「ポートレイト」です。鋭い洞察力と観察眼に裏打ちされたドアノーによる芸術家のポートレイト群は、ドアノー自身の「見る喜び」を見事に体現したものでもあります。
    本展では、同時代を代表する人々を写したポートレイトを中心に、精選されたドアノーの代表作など、未発表作品を含む約140点を一堂に展示します。ロベール・ドアノーのまなざしを通して提示される同時代人たちの肖像は、写真の本質でもある「見る喜び」とともに、あらためて創造の喜びを私たちに伝えてくれるに違いありません。

    ロベール・ドアノー Robert Doisneau 1912−1994

    1912年パリ郊外のジャンティイに生まれる。エコール・エスティエンヌで石版を学び、写真家アンドレ・ヴィニョーの助手となる。その後、自動車会社ルノーのカメラマンなどを経て、フリーとして活動を開始。『ヴォーグ』誌や『ライフ』誌でファッション写真を始めとして多くの写真を発表、国際的に注目される。特にパリや、パリ郊外で暮らす庶民たちの日常をとらえたヒューマニズムあふれるルポルタージュ写真で高い評価を得、フランスを代表する写真家として世界中で親しまれている。

    【みどころ】

    1.ドアノーが手がけた“時代の肖像”

    本展では、画家、彫刻家はもとより、パリが「芸術の都」であった時代に活躍した作家、思想家、舞踊家、美術批評家、デザイナーなどあらゆる分野の「時代の肖像」約70点を展示。未公開作品を含むこれらのポートレイトを通して、当時の文化的背景を探ると同時に、ドアノーによる写真表現の真髄を紹介します。

    2.ドアノー写真を代表する
     名作たち

    生涯を通じて約45万点にも及ぶ写真を撮影したドアノーの作品は、現在、遺族が設立したアトリエ・ロベール・ドアノーで管理されています。本展では、アトリエ・ロベール・ドアノーが膨大な作品から精選した代表作30点を展示。写真史にドアノーの名を刻ませた珠玉の名作から、ポートレイトの名手ドアノーの制作背景に迫ります。

    3.もうひとつのポートレート、
     ジオノへのオマージュ

    パリ郊外で生まれ育ち灰色の青春時代を送ったドアノーにとって、小説家ジャン・ジオノがプロヴァンスの自然の中で描き出す人間たちのドラマは常に憧憬の対象でした。1958年に撮影された一人の羊飼いを追ったルポルタージュ『ある羊飼いの物語』は、ジオノへのオマージュともいえる作品です。生前、ジオノとの邂逅がついにかなわなかったドアノーにとって、この羊飼いの物語はジオノのポートレイトでもあるのかもしれません。ベルナール・ビュフェもまた、ジオノ著『純粋の探究』に深く共鳴し、ジオノの肖像画を描きました。本展では、二人の若い作家たちの人生と制作に多大な示唆を与えたジオノの肖像として、このシリーズを展示します。

    関連イベント

    ■オープニング記念講演 「芸術家たちへのドアノーのまなざし」フランシーヌ・ドルディル氏

    ドアノーの次女であるフランシーヌ・ドルディル氏は、長女アネット・ドアノー氏とともにアトリエ・ロベール・ドアノーを設立。膨大な写真の管理と紹介に尽力しています。2008年に出版された「芸術家たちの肖像」の編集においても重要な役割を果たしました。本講演では、幼少期からドアノーのモデルでもあったドルディル氏に、ポートレイトを通して見る写真家ドアノー、当時の芸術家たちとの交流についてお話をうかがいます。

     日時:2016年9月17日(土)13:30-15:00
     会場:クレマチスの丘ホール
     定員:200名 
     言語:フランス語(通訳あり)
     料金:無料  
     お申込みが必要です。ベルナール・ビュフェ美術館まで

    ■朗読+対談「他者に映る自画像」 クレモンティーヌ・ドルディル氏/堀江敏幸氏

    ドアノーの孫であるクレモンティーヌ・ドルディル氏が、2014年、ジオノゆかりの地マノスクで開催したドアノーの写真とそのテキストの朗読を巧みに組み合わせたイベントは大きな評判となりました。本イベントでは、作家でありドアノーのテキストを集めた『不完全なレンズで』日本語版翻訳者でもある堀江敏幸氏を迎え、フランスでの朗読会を本展のために再構成。朗読会に続いて、お二人の対談を行い、言葉に対しても鋭い感性を持っていたドアノー像についてお話いただきます。

     日時:2016年12月4日(日)14:00 ‐ 16:00
     会場:クレマチスの丘ホール
     定員:200名  
     言語:フランス語(通訳あり)
     料金:無料 
     お申込みが必要です。ベルナール・ビュフェ美術館まで  

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