開催時間 |
10時00分 - 17時00分
最終入館 16時30分まで |
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休み |
月曜(祝日の場合は翌火曜日)
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入場料 |
有料 一般900円(800円)、高大生500円(400円)、中学生以下無料 ※障害者手帳お持ちの方 障害者手帳お持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
アサヒビール大山崎山荘美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒618-0071 京都府
乙訓郡大山崎町銭原5-3 |
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最寄り駅 | 大山崎 |
電話番号 | 075-957-2364(総合案内) |
アサヒビール大山崎山荘美術館は1996年4月に開館し、今年で20周年を迎えました。
「終わりなき創造の旅-絵画の名品より」展に続き、開館20周年を記念して開催される本展では民藝運動の指導者 柳宗悦(1889-1961)の言葉である「未来も新しくまた過去も新しい※」をテーマに、アサヒビール大山崎山荘美術館が所蔵する工芸作品の中から名品を厳選いたしました。
民藝運動の指導者 柳宗悦は、急速な近代化によって失われつつあった民藝の品々に着目し、これまで顧みられることがなかった伝統的なものにこそ美が宿っていると唱え、新たな価値をつくり出しました。
柳の思想に共感し、民藝運動をあつく支援したアサヒビール初代社長 山本爲三郎(1893-1966)は、自らも中国や朝鮮、オランダの古陶磁を蒐集したほか、イランやウズベキスタン、ハンガリーなど、当時ではあまり目を向けられていなかった中近東や東欧の古陶磁を蒐集することで新しい美をもとめました。
これら古きものの中に新しい美を見いだしていた山本は、同じく伝統的なものに範を得て、現代的な造形に昇華した河井寬次郎(1890-1966)や濱田庄司(1894-1978)など、同世代の作家たちによる未来へ向けた美の創造についても深い理解を持ちあわせ、生涯にわたって彼らの支援を続けました。
また、ビール事業のほかにも数多くの先駆的な事業を手がけた山本は、文化への思い入れも強く、その支援対象は浅川伯教(1884-1964)の朝鮮古陶磁研究や、音楽方面など幅広いものでした。このような活動は、今では当たり前となった企業メセナによる社会還元の先鞭であり、山本の卓越した先見の明がうかがわれます。
開館20周年を記念する本展では、「未来も新しくまた過去も新しい」をテーマに、山本爲三郎が新しい美をもとめて蒐集した各地の古陶磁の名品を中心に展示するほか、彼が未来を見据えて支援した同世代の作家たちによる名品を紹介し、山本の美意識と、芸術文化支援活動の業績に迫ります。
※「下手ものゝ美」大正15年9月19日 越後タイムス
■講演会1 「幻の陶磁をもとめて─近世ヨーロッパの苦闘」
日程:2016年6月12日(日) 14:00-15:00
ゲスト:樺山紘一氏(東京大学名誉教授/印刷博物館館長)
会場:当館展示室2
参加費:無料、ただし美術館入館料は別途必要
定員:50名、要申込(先着順)
■講演会2 「未来資源としての美意識」
日程:2016年6月24日(金) 14:00-15:30
ゲスト:原研哉氏(デザイナー/日本デザインセンター代表/武蔵野美術大学教授)
会場:当館展示室2
参加費:無料、ただし美術館入館料は別途必要
定員:50名、要申込(先着順)
■講演会3 「西アジアの酒宴美術史」
日程:2016年6月25日(土) 14:00-15:30
ゲスト:田辺勝美氏(東洋美術史学者)
会場:当館展示室2
参加費:無料、ただし美術館入館料は別途必要
定員:50名、要申込(先着順)
講演会参加受付:返信可能なFAXまたは往復はがきで(1)イベント番号・日時 (2)参加者全員分の氏名
以下、代表者のみ(3)住所 (4)電話番号 (5)FAX番号をご記入のうえ、「イベント係」まで
FAX:075-957-3126
※申込は1回につき2名様まで ※対象は中学生以上
※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着
※電話・メールによる受付はいたしません
※定員に達し次第、同館ウェブサイトでお知らせいたします
■夏休み企画 家族で楽しむクラシック音楽 ※事前申し込み不要
日程:2016年8月6日(土)7日(日) ①10:30 - ②12:30 - ③14:30 -
ゲスト:京都市立芸術大学音楽学部生によるコンサート(各回約25分)
会場:当館本館
参加費:無料、ただし美術館入館料は別途必要
協力:京都芸大キャリアデザインセンター
■ギャラリートーク ※事前申し込み不要
日程:本展覧会中の第2、第4土曜日(2016年6月25日を除く)14:00-14:30
会場:当館展示室
内容:学芸員が本展覧会の見どころを解説いたします
参加費:無料、ただし美術館入館料は別途必要
主催:アサヒビール大山崎山荘美術館
後援:京都府、大山崎町、大山崎町教育委員会、京都新聞、読売新聞京都総局、朝日新聞京都総局、毎日新聞京都支局、産経新聞社京都総局、中日新聞京都支局、エフエム京都
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