開催時間 |
9時30分 - 17時00分
金曜日は20時00分まで。 土・日・祝、5月2日は18時00分まで。 入館は閉館の30分前まで。 |
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休み |
月(ただし3月28日、4月4日、5月2日は開館)
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入場料 |
有料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生900円(700円) ※( )内は前売り料金。 ※中学生以下無料 ※20名以上の団体料金 一般1300円、大学生900円、高校生600円 ※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などをご提示ください) |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
03-5777-8600(ハロ-ダイヤル)
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒110-8712 東京都
台東区上野公園13-9 |
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最寄り駅 | 上野 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
生誕150年の大回顧展 国立博物館初、日本近代絵画の巨匠・黒田清輝
本展は《湖畔》で広く知られ、日本美術の近代化のために力を尽くした黒田清輝(1866-1924)の生誕150年を記念した大回顧展です。18歳になる年にフランスへ留学した黒田は、師ラファエル・コランや同時代のフランス絵画に刺激を受けながら、サロンに入選を果たします。帰国後には、印象派風の明るい光の表現を取り入れた黒田の画風が、日本の洋画界に新風を吹き入れました。さらに東京美術学校で西洋画の教育を任され、また、美術団体白馬会を結成するなど、日本美術のアカデミズムを築きます。そして日本美術を国際的に認められるものとしようと苦闘しながら制作にはげんだのです。
この展覧会は、師コランやミレーなど、フランスで出会い導かれた作品をあわせて展示しながら、留学時代の《読書》《夫人像(厨房)》や帰国後の《舞妓》《智・感・情》などの代表作によって、日本美術の近代化に力を尽くし、鉛筆で明治の日本を切り開いた黒田清輝の画業とその生涯を展観する、国立博物館初の大規模な黒田清輝回顧展です。
第1章 フランスで画家になる-画学修行の時代[1884~1893]
フランスに渡った黒田は画家を志し、天賦の才を発揮して官製展覧会であるサロンに入選するに至ります。黒田は、ラファエル・コランにアカデミックな絵画教育を受けただけでなく、ピュヴィス・ド・シャヴァンヌやバスティアン=ルパージュ、ジャン=フランソワ・ミレーなどのフランス近代絵画の主題やそこに表された思想に強い関心を抱きました。画家として歩みはじめ、フランス画壇にデビューする渡欧期の作品は、ヨーロッパの明るい光にあふれています。
第2章 日本洋画の模索-白馬会の時代[1893~1907]
1893年夏に帰国した黒田は、日本洋画のあるべき姿を模索します。日本に人々に受け入れられ、かつ国際的にも高く評価される油彩画を生み出そうと努めた黒田の作品は、日本の洋画壇に清風を吹き込むことになりました。帰国直後の《舞妓》(1893年)や大作《昔語り》(1898年、焼失)、《湖畔》(1897年)、《智・感・情》(1899年)などは、日本の主題やモティーフによって、世界に認められるような日本の洋画を目指して描かれました。
第3章 日本洋画のアカデミズム形成-文展・帝展の時代[1907~1924]
日本にアカデミズムを打ち立てるべく奮闘し、美術教育や美術行政で社会的役割を担った黒田は、多忙を極めました。そのなかで黒田は新しい表現に共感していきます。
文展や帝展といった官製展覧会に出品する公開を前提とした作品では、フランス画壇を手本にしてアカデミズム形成を意図して制作しました。同時に黒田は、ポスト印象主義や表現主義のような新しい美術表現の潮流を意識した公開を前提としない小品も描いて、揺れ動く画家の内面が表れています。
主催:東京国立博物館、東京文化財研究所、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
協賛:大日本印刷
協力:あいおいニッセイ同和損保、エールフランス航空 KLMオランダ航空