Bettina Rheims

creator avotor Bettina Rheims ベッティナ・ランス
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1972年から数年間、ニューヨークでジャーナリスト、マヌカンなどを経験後、パリに戻りギャラリー創設、写真家のアシスタントを経験。 そのころから、ストリッパーやアクロバット芸人、自分の周りの友人を被写体として写真を撮り始める。
1978年、雑誌『エゴイスト』の創始者ビシニャックにその挑発的でエレガンスなイメージが評価され、同誌でデビュー。 ポートレート、ヌードを中心に作品を発表し、1982年パリ・ポンピドーセンターで初個展を開催。 1983年には生と死を表現した動物の剥製シリーズを制作し注目を浴びるようになる。 その後、二重の性、転換する性、男性の妄想など、混迷する現代の性をモチーフにした作品を数多く発表し、1987年~88年にはパリ・エスポート・フォトにて過去10年間の回顧展を開催。

以後、数々の個展を開催し、ヴォーグ、マリークレール、フィガロなどのファッション誌で活躍するとともに、ビデオやコマーシャルフィルムも制作していく。 1994年にはパリ市写真大賞受賞、1995年にフランス大統領公式カメラマン、1997年44歳でレジヨン・ドヌール勲章も受賞し現代フランスを代表する写真家として評価を受ける。 2004年にはヘルシンキ市立美術館で初の回顧展が開催され、欧州を巡回。 日本では1989年、1991年にパルコで写真展を、2000年には小田急美術館で写真展「イエスの生涯」を開催。 主な写真集『ベッティナ・ランス』『フィーメイル・トラブル』『モダン・ラバース』など。

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プロフィール
1952 パリ生まれ
1972 多感な20歳代の数年をニューヨークで過ごす
1976 写真家のアシスタント等を経験しながら自らの友人達のポートレートを発表
1978 ストリッパーやダンサー、売春婦等社会の辺境に生きる人々へ生々しくもエレガントなタッチで迫るポートレートやヌードフォトに特徴があり、カリスマ雑誌「エゴイスト」の創始者に挑発的でエレガンスなイメージが評価され同誌からデビュー

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1980 女性のポートレート「Female Trouble/フィメール・トラブル(1989年)」を制作
1982 生と死を表現した「動物の剥製シリーズ」を制作し注目を浴びる
1986 世界的な雑誌「ヴォーグ」「フィガロ」や広告キャンペーンのポートレートを撮影
1990 二二重の性、転換する性、男性の妄想等、混迷する現代の性をモチーフに作品を数多く発表し、ティーンエイジャーの揺れ動く若者たちのセクシュアリティを捉えた 「Modern Lovers/現代の恋人達シリーズ」は彼女の傑作となった
1990 初めてのカラー写真「Chambre Close」で豊かな背景あるヌード写真を披露する
1995 フランス共和国大統領の公式カメラマンとなる
1998 多種多様なキャストを動員して2年がかりでイエスの生涯を現代の設定で撮影した「I.N.R.I」を出版。フランスのキリスト教サークルでスキャンダルを想起
2002 千年の伝統ある中国でアバンギャルドな上海女性を捉えた上海シリーズ制作
2005 “写真と彫刻の融合”をテーマに、リメイクされたオートクチュールのヴィンテージドレスを身に纏った彼女達を、石の台座を小道具に撮影されたシリーズを発表
2010 セルジュ・ブラムリーと一緒に自叙伝的な物語「Rose, c'est Paris」を発表
2012 インタビューをして撮影した若い男女27人のポートレートを発表
2013 最新のパリのオートクチュールを纏った有名人のポートレートを発表
現在 雑誌、広告、ファッションの仕事(ChanelやLanco)を手掛けるとともに、幾多の個人プロジェクトに取り組んでおり、フランスを代表する写真家として評価を得ている

[受賞]
1959 ベルギーにある炭鉱都市ボリナージュの映像作品でニエプス賞受賞
1967 ノヴァ掲載のfashion写真がLondon Art Directors Club.銀メダル表彰
1980 シュバリエ芸術文化賞顕彰
1984 フランスのレジョン・ドナール・シュバリエ勲章受賞
1984 日本写真協会から写真誕生150周年記念で世界の写真家54人に選ばれ顕彰
1992 フランス文化省写真家芸術賞受賞
1994 パリ市写真大賞受賞
1997 44歳でレジヨン・ドヌール勲章受賞 フランスを代表する写真家として評価

[主な展示]
1981 Bettina Rheims写真展「Portraits」ポンピドゥー・センター(Paris)
1981 Bettina Rheims写真展「Portraits nus」Gallery Texbraun(Paris)
1983 Bettina Rheims写真展「動物の剥製シリーズ」パリとニューヨークで展示
1987 Bettina Rheims写真展「過去10年間の回顧展」エスポート・フォト(Paris)
1990 Bettina Rheims写真展「Modern Lovers」をフランス、英国、米国で展示
1991 Bettina Rheims写真展「Chambre Close」PARCO(東京・渋谷)
2000 ベッティナ・ランス写真展「イエスの生涯」小田急美術館(東京・新宿)
2004 Bettina Rheims写真展「初の回顧展」ヘルシンキ市立美術館(Finland)、その後欧州(オスロ、ウィーン、デュッセルドルフ、ブリュッセル)を巡回
2005 Bettina Rheims写真展「Héroïnes」Galerie De Noirmont(Paris)
2010 Bettina Rheims写真展「Rose, c'est Paris」フランス国立図書館(Paris)
2011 ベッティナ・ランス写真展「MADE IN PARADISE」東京都写真美術館(東京・恵比寿)
2011 ベッティナ・ランス写真展「Heroines」CHANEL Nexus Hall(東京・銀座)

[主な出版]
1993 「Modern Lovers/現代の恋人たち」Distributed Art Pub Inc(出版社)
1999 「Chambre Close/シャンブル・クローズ」Serge Bramly (共著)、Kehayoff Verlag(出版社)
1999 「I.N.R.I./イエスの生涯」Serge Bramly (共著)、Monacelli(出版社)
2002 「Female Trouble/フィメール・トラブル」Schirmer(出版社)
2004 「Shanghai」powerHouse Books(出版社)
2007 「Heroines」Catherine Millet (共著)、Schirmer(出版社)
2008 「Can You Find Happiness」Phillipe Dagen (共著)、Schirmer(出版社)
2010 「Rose, C'est Paris」Serge Bramly (共著)、Taschen America Llc(出版社)
2011 「Female Trouble/フィメイル・トラブル」、「Modern Lovers」Asahi press(出版社)
2014 「Gender Studies」Steidl(出版社)
2016 「Bettina Rheims」Patrick Remy (編集)、Taschen America Llc(出版社)
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